憧れのバストが手に入る「バッグ豊胸」。多くの女性たちの願いを叶えてきた施術ですが、皮膚を切開してバッグを挿入する大がかりな施術のため、失敗やトラブルの事例があるのも事実です。
この記事では、バッグ豊胸で実際に起きた失敗例について解説。クリニック選びの注意点についてもお伝えします。しっかりリスクや対処法について学び、安心して施術を受けましょう。
バッグ豊胸の失敗例について
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当院では、過去にバッグ豊胸を受けたお客様から
「形に不満がある」
「バストが硬くなっている」
「痛みや腫れがある」
などのご相談を受け、豊胸バッグの除去を数多くおこなってきました。
なぜ除去するに至ったのか、その原因をいくつかご紹介していきます。
バッグ豊胸の失敗例1:被膜拘縮(カプセル拘縮)
- 人体は異物が入ると、その周囲に「被膜」という膜をつくる働きがあります。
豊胸バッグを挿入した際も周囲に被膜が作られるのですが、人体が過度な拒否反応を起こすと、その膜が硬く縮んでしまうリスクがあるのです。その現象を「被膜拘縮(カプセル拘縮)」といいます。
被膜拘縮を引き起こすとバストが硬くなったり、不自然な形になってしまうリスクがあり、バッグを除去しなくてはなりません。
その予防のために、当院ではバストマッサージの指導や、ケロイド・肥厚性瘢痕も予防できる「トラニラスト」の処方を実施しています。
また被膜拘縮はバッグ挿入後に、血液や傷を治すために分泌される浸出液が長く貯留することで、回復過程で炎症が起こり発生するケースも。
そこで当院では、細い管を胸部に挿入して、専用パックに血液や浸出液を吸収させる「ドレーン」を無料でご提供しています。たった1晩ドレーンを付けることで、被膜拘縮を予防でき、よりきれいなバストに近づくのです。
バッグ豊胸の失敗例2:リップリング
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リップリングとは、体内で豊胸バッグにシワや変形が生じてしまうことです。見た目や触り心地が不自然になります。
リップリングが起きる主な原因が、「体型に合っていないバッグを入れてしまった」ということ。たとえば痩せ型の方に無理に大きいサイズのバッグを挿入してしまうと、バッグが折れ曲がったりよれたりして、リップリングが生じやすくなります。また経年劣化も、リップリングが生じてしまう原因のひとつです。
バッグ豊胸の失敗例3:血腫(しこり)ができてしまった
- 「バッグを入れたらしこりができた」というお悩みも、まれにあります。
感触はしこりですが、実はそれは「血腫」である場合がほとんど。施術時に出血が多かったり、当院のようにドレーンを用いて体外に適切に排出しなかった場合に起こりえます。
バッグ豊胸の失敗例4:左右差が目立ってしまう
- 人体は左右対称ではありません。胸も左右で大きさが異なることがあり、バッグを挿入することによって、その差がさらに目立ってしまうケースがあります。
ほかにも経年劣化や加齢、出産や授乳といった要因によって引き起こされる場合も少なくありません。
バッグ豊胸の失敗例5:バッグの破損
- 経年劣化や、胸に強い衝撃が加わるような不慮の事故により、バッグが破損してしまうトラブルもあります。
近年の豊胸バッグは高品質なため、破損しても人体への悪影響はあまりありませんが、放っておくと炎症などを引き起こすケースも。バッグに違和感を感じたら、すぐにクリニックに相談しましょう。
バッグ豊胸の失敗例6:バストに段差ができてしまう(ダブルバブル)
- 豊胸バッグを挿入してから数年が経過した頃、バストのアンダーラインに段差ができてしまうトラブルがあります。これは「ダブルバブル」と呼ばれる現象です。
出産や授乳などを経てバストラインがズレてしまったり、身体に合わないサイズのバッグを挿入してしまったりすることなどが原因。バッグの除去はもちろん、ヒアルロン酸やご自身の脂肪を段差部分に注入することで、修正できます。
バッグ豊胸の失敗例7:石灰化
- 豊胸バッグを包み込む被膜に、カルシウムの結晶が沈着することを「石灰化」といいます。
この現象が強くでると、胸が石のように硬くなってしまい、不自然な触り心地に。過度な石灰化はバッグの破損を招くリスクもあります。胸の硬さが気になったら、担当医に相談してください。
バッグ豊胸の失敗例8:胸が痛い
- バッグ挿入後、胸に痛みが生じる場合もあります。原因は被膜拘縮やバッグの破損による炎症、リップリングなどさまざま。バッグを除去する以外に対処法はないため、痛みを感じた場合はすぐにクリニックに行きましょう。
バッグ豊胸が失敗しないために、大切なことは?
バッグ豊胸における失敗やトラブルはさまざまです。中には体質や不慮の事故によるものもありますが、人為的なトラブルは良いクリニックを選ぶことで防げます。クリニックを選ぶ際は、以下の点を覚えておいてください。
その医師の技術は、信頼できますか?
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どんな施術についても言えることですが、一番大切なのは、信頼できるクリニック・医師を選ぶことです。
さまざまなトラブルに対応できる経験値と技術
たとえば豊胸バッグの除去を当院でおこなう場合、診察から施術、アフターケアまで、経験値・技術力ともにトップクラスの医師が一貫して対応しています。
なぜかというと、トラブルが発生した豊胸バッグは、さまざまなリスクが想定されるから。豊胸バッグが拘縮していると、皮膜の一部がバッグに癒着している可能性がありますし、古い豊胸バッグなら破損や漏れが生じている場合もあります。
こうしたさまざまなリスクを想定しながら、周辺組織を傷付けず、バッグを壊さないよう慎重に取り除く技術が必要なのです。
傷跡をきれいに治す縫合技術
また、除去で一番気になるのが傷跡。当院ではその傷跡をきれいに治すために、「真皮縫合」と呼ばれる技術を取り入れています。
一般的な縫合は皮膚の表面を縫い合わせる「表皮縫合」という方法ですが、当院では皮膚の内側も縫合。それによって皮膚の生着がスムーズになり、傷跡がきれいに治りやすくなるのです。
バッグを破損させずに取り出す技術
ほかにも、他院ではアンダーバストや乳輪周囲などからバッグを取り出すのが一般的ですが、当院ではバストを傷付けないために脇の下から除去。脇の下からだとバッグまでの距離が遠く、また取り出す途中でバッグが破損するリスクがあるため、技術力のある医師にしか執刀できません。
上記のように、豊胸バッグの除去ひとつとっても医師の経験・知識・技術が高い水準で必要となります。当院のようにしっかりと経験を積んだ医師が担当しているかどうか、調べてからクリニックを選びましょう。
その豊胸バッグは、高品質ですか?
バッグ豊胸では、高品質なバッグ選びもとても重要です。バッグにはさまざまな種類があり、選ぶのに迷ってしまうかもしれませんが、そもそも信頼を得ているクリニックは、高品質なバッグしか扱っていません。
当院では安全性や機能性などさまざまな要素において高い水準を誇る「Motiva(モティバ)エルゴノミックス2」を扱っています。
Motiva(モティバ)エルゴノミックス2
- 当院で採用しているもうひとつの豊胸バッグ「Motiva(モティバ)エルゴノミックス2」は、数々のシリコンバッグを生み出してきたメンター社やアラガン社に属していた技術者が集結し、新たに開発した豊胸バッグです。そのため、高い機能性や安全性を誇ります。
たとえばMotiva(モティバ)エルゴノミックス2は従来の豊胸バッグと異なり、バッグ内にジェルが100%充填されている造りです。そのため、体内でバッグにシワや変形が生じる「リップリング」が生じにくくなりました。
また、バッグ内でジェルの量が偏ることがないため、ジェルがバスト下部に流れて垂れている印象を与える心配もありません。美しいバストラインを、長くキープできます。
ほかにもバッグの表面には、「Smooth Silk」と呼ばれる最新のテクスチャー加工を採用。挿入後に炎症を起こすリスクが軽減され、皮膜拘縮などの副作用を防ぐことが可能になりました。
6層のレイヤー膜によって構成されているため、伸びが良く衝撃に強い構造にもなっています。
豊胸バッグMotiva(モティバ) エルゴノミックス2の詳細を見る
まとめ:信頼できるクリニックを選んで、安心して施術を受けよう
失敗例を知ると施術を受けるのが怖くなってしまいがちですが、信頼できるクリニックを選べばリスクは最小限です。
当院ではどんな施術においてもお客様一人ひとりに真摯に向き合い、一番適しているご提案をさせていただいています。
また、前述の通り安全性や機能性などさまざまな要素において高い水準を誇る「Motiva(モティバ)エルゴノミックス2」の2つの高品質なバッグのみ取り扱っておりますので、「施術を受けるかどうか迷っている」という段階でももちろん構いません。
ぜひ一度、ご安心の上、当院に足を運んでみてください。
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