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老け顔の原因はまぶたのたるみ!?たるみを撃退し若々しい目元に!

更新日
2023.12.12
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック理事長・羽村院 院長 小﨑 有恒

老け顔の原因はまぶたのたるみ!?たるみを撃退し若々しい目元に!

年齢を重ねるにつれ、「まぶたのたるみが気になる」という人が増えてきます。まぶたのたるみは顔が老けて見える原因の1つです。顔の中でも目に入りやすく、第一印象を左右するパーツだけに、まぶたがたるんでいるだけで実年齢よりもかなり上に見られてしまうかもしれません。この記事では、まぶたのたるみの原因と対策方法について解説します。

Contentsコンテンツ

1.まぶたがたるむとどうなる?

1.まぶたがたるむとどうなる?

まぶたに限らず、皮膚のたるみは顔が老けて見える原因になります。一般的に年齢と共に皮膚のたるみが大きくなっていくため、まぶたのたるみを見ると、それだけ年齢を重ねていると感じてしまうのかもしれません。上まぶたのたるみが黒目を覆ってしまう眼瞼下垂の場合、周りの人からは目の一部分しか見えなくなってしまいます。黒目が小さく見えるだけで、人相や表情はかなり違ってくるのではないでしょうか。60代になると、目の開き方が20代の頃よりも3割程度狭くなってしまうという話もあります。そこまで大きな差にはならなくても、まぶたがしっかり開かなくなると、目の大きさは正常時よりもかなり小さく見えてしまうことになるでしょう。

また、上まぶたが垂れ下がってくると、視界の一部を遮ってしまうため、視野はかなり狭くなってしまうはずです。見えにくくなってくると、人間は無意識のうちに顔全体の筋肉を使って視界を広げようとします。眉を大きく動かしてまぶたを無理に引き上げようとするのもそのためです。1日に何度もまぶたを無理やり引き上げる動きを繰り返すことになると、眉を大きく動かすたびにおでこにはシワが寄ります。同じところに何度もシワを作る動きが毎日続けば、徐々に深くなって定着してしまうかもしれません。無意識な動きも癖になってしまうことで、おでこにシワができやすくなってしまいます。

2.考えられるまぶたのたるみの原因

まぶたのたるみの原因は主に2つあります。1つは眼瞼下垂、もう1つは眼輪筋の衰えです。対策の方法は、原因によって異なります。どちらの原因によってたるみができているのかを見極め、適切な対策をとることが大切です。この段落では、まぶたをたるませる2つの原因について解説します。

眼瞼下垂

眼瞼下垂
眼瞼下垂は、上まぶたが十分に開かなくなった状態です。眼瞼下垂には、先天性のものと後天性のものがあり、後天性のものには、加齢によるものと外傷や異物などが原因のものがあります。まぶたは瞬きによって何度も開け閉めを繰り返す部分です。長年にわたって同じ動きを何度も繰り返すことによって、まぶたは徐々にすり減ってきます。まぶたを形成している瞼板はコラーゲンの塊です。瞼板とまぶたを上下させる筋肉との結合が切れてくると、まぶたを持ち上げる力は弱まってしまいます。

上まぶたを上下させる筋肉自体が弱まってくることも眼瞼下垂の原因です。筋力の低下と接合力の低下が重なると、さらにたるみが大きくなってしまうでしょう。このような眼瞼下垂を腱膜性眼瞼下垂と呼びます。

まぶたを動かす筋力や瞼板と筋肉の接合力の低下は、加齢によって徐々に起こることが多いため、眼瞼下垂は高齢者特有の症状だと思われがちです。しかし、外傷や異物の混入によって筋力や接合力が弱まる場合は、若年層でも眼瞼下垂の症状が起こり得ます。

また、ストレスなどによって交感神経が正常に働かず、まぶたの上げ下げができなくなることもあるので、対策をとるためには原因の見極めがとても重要です。

交感神経の働きが原因の場合、まぶたの筋力や接合力には問題がないため、症状が似ていても効果的な方法は当然異なります。どのような原因で起こる眼瞼下垂が多いかは年齢や性別による偏りも見られ、中でも50代以上の女性には、皮膚弛緩性・腱膜性の眼瞼下垂が多いというのは特徴です。皮膚弛緩性の眼瞼下垂とは、加齢によってまぶたの皮膚がたるみ、視野が狭くなるもので、偽眼瞼下垂とも呼ばれます。

皮膚弛緩性なのか筋膜性なのかは見極めが難しいので、まぶたのたるみに詳しい美容外科医に判断してもらいましょう。

眼瞼下垂の治療法はこちら

眼輪筋

眼輪筋

眼球を支えている眼窩脂肪が、眼球の重みで外に出てこないように覆っているのが眼輪筋という筋肉です。同心円状に並んだ3つの部分からできている筋肉で、収縮することによってまぶたが閉じます。下まぶたの涙袋の下に表れる「目袋」も、眼窩脂肪が前に押し出されたものですが、眼輪筋の筋力が正常に働いているうちは、ふっくらとしたふくらみで垂れ下がるようなことはありません。しかし、加齢などにより眼輪筋の筋力が衰え薄くなってくると、眼窩脂肪を抑えきれなくなり、下まぶたが前に押し出され、たるんで見えるようになります。

眼輪筋の厚さは人によって異なり、若いうちから目袋が下まぶたに見られる人は、眼輪筋が薄いか、眼窩脂肪がもともと多いことが考えられます。もともとの厚みが薄ければ、加齢による影響も受けやすく、目袋が大きなたるみに変化しやすいともいえます。眼窩が大きい人も、眼窩脂肪が前に押し出されやすいので、眼輪筋が薄くなればたるみになりやすいでしょう。

3.腱膜性眼瞼下垂の治療は保険適用内!

まぶたの開け閉めには複数の筋肉が関係しています。そのうち、まぶたを開ける働きをするのは、上眼瞼挙筋と呼ばれる薄い筋肉です。まぶたの内側にある瞼板を上眼瞼挙筋が引っ張り上げるとまぶたが開きます。閉じるときには眼輪筋という別の筋肉が使われるので、目の周りにある複数の筋肉の筋力バランスがとても重要です。眼瞼挙筋と瞼板は挙筋腱膜という薄い組織でつながっています。

しかし、加齢により老化が進むと、挙筋腱膜の結合力が弱まるため、眼瞼挙筋の動きが上手く瞼板に伝わりません。眼瞼挙筋自体の筋力も弱まっていれば、瞼板には少しの力しか伝わらないので、まぶたが開きにくくなるのです。

3. 腱膜性眼瞼下垂の治療は保険適用内!

腱膜性眼瞼下垂の症状が進むと、日常生活にも支障が出てしまうことがあります。そのため、腱膜性眼瞼下垂は病気として扱われ、保険適用の治療が可能です。

ただし、オザキクリニックでは保険適用の腱膜性眼瞼下垂の施術は行っていません。保険治療の目的は症状を治すことだけなので、傷跡や仕上がりの美しさは求めることができないからです。

目は顔の中でももっとも目に付きやすいパーツなので、仕上がりによっては顔の印象を大きく変えてしまうことになります。理想の仕上がりがある方や傷跡を目立たせずに腱膜性眼瞼下垂を治したい方は、美容外科で相談されることをおすすめいたします。

4.眼瞼下垂の負の連鎖とは?

4. 眼瞼下垂の負の連鎖とは?

眼瞼下垂が引き起こすのは、顔の変化だけではありません。健康にもさまざまな影響を及ぼします。まず、多くの人が訴えるのが肩や首、額のコリです。まぶたが垂れ下がって上の方が見えにくくなってくると、あごを上げて何とか視野を確保しようとしてしまいます。そのような動きを頻繁に繰り返すことによって、肩や首の筋肉に疲労が蓄積し、肩や首コリになるのです。コリがひどくなってくると、背中から肩にかけてひどい痛みが続くこともあります。

頭痛も眼瞼下垂によって引き起こされることが多い症状の1つです。明らかな原因が思い当たらない一次性頭痛の多くは、眼瞼下垂など目に問題があって起こっている可能性あります。

他にも睡眠障害やめまい、気分障害などの原因が眼瞼下垂だったというケースがあるので注意が必要です。たかがまぶたのたるみだと思って軽視してはいけません。体に不調が起こったそもそもの原因がまぶたのたるみだという可能性もあるのです。症状が重くなってからでは、適切な治療を始められてもなかなか症状が軽減しません。

症状が軽いうちに相談すれば、その分つらい思いから早く解放される可能性が高くなります。原因不明の気になる症状があるなら、放置せずに医師に相談しましょう。

5.まぶたのたるみを手術で改善

5. まぶたのたるみを手術で改善

まぶたのたるみによるさまざまな悩みは手術で解決することが可能です。正確にいうなら、根本的な改善は手術でしかできません。まぶたのたるみは、眼瞼下垂や眼輪筋の衰えなど、筋肉や腱膜の変化によって起こっているからです。元の状態に近づけるためには、弱った筋肉の働きを補助したり、接合が弱まった筋膜を繋げ直したりする必要があります。そのようなことは、薬の服用などではできません。外科的な手術が必要です。

眼瞼下垂の治療では、眼瞼挙筋を瞼板に固定する手術を行います。眼瞼挙筋を引き上げることによって、まぶたの開きをよくする手術です。オザキクリニックでは、眼瞼下垂手術の際、美しい仕上がりにこだわります。ただ目が大きく開けばよいというのではなく、きちんと目つきの矯正が行われるように、眉間や額にシワが寄らない自然な仕上がりを目指すのが特徴です。

切らないで行う眼瞼下垂の治療もあります。細い糸を使って緩んだ筋肉を縫い縮める治療です。切らない眼瞼下垂の治療だけでは一重が二重になることはありませんので、さらに二重にしたい方は二重埋没法を併用すると二重にすることができます。

眼瞼下垂の原因やまぶたの厚さ、年齢などによっても適した方法が違ってくるので、自分の症状に合った方法を選ぶことが大事です。後悔しない治療を受けるためにも、どのような方法を選ぶべきか医師としっかり相談しましょう。

眼瞼下垂の詳細はこちら

切らない眼瞼下垂の詳細はこちら

6.まぶたのたるみを自分で予防する方法はあるの?

6. まぶたのたるみを自分で予防する方法はあるの?

自分でできるたるみを予防と謳ったマッサージやトレーニングの方法が、Web上には多く紹介されています。しかし、その多くは、かえってシワやたるみを誘発しかねないものです。目の周りを触ることによって、筋膜をさらに緩ませたり、筋肉を傷つけたりする可能性があります。目の周りは筋肉も皮膚も薄く、刺激にも強くありません。マッサージやトレーニングのために力を加えると、たるみ改善のよい効果が表れる以前に、シワやくすみなど悪い影響の方が表れてしまうでしょう。

まぶたのたるみを悩んでいる人にとって、「自分で簡単にできるマッサージ」「予防に効くトレーニング」という言葉はとても魅力的でしょう。試してみたくなる気持ちもわからないわけではありません。しかし、そこで手を出してしまうと、取り返しのつかないことになる場合もあります。悪化させてしまってからでは、正しい方法で改善を始めても、なかなか治療の効果が表れません。自己判断で間違った方法を選んで後悔することがないよう、必ず専門医に相談しましょう。

7.まぶたのたるみ知らずでいつまでも若々しく!

いつまでも若々しくありたいと願っている人にとって、まぶたのたるみは大敵です。たるみの原因を知ったうえで、クリニックで原因に応じた正しいケアを受けましょう。オザキクリニックでは目元のたるみの相談を随時受け付けています。一人一人に合った治療法を提案いたしますので、ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

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この記事を監修した医師

小﨑 有恒

医療法人社団有恒会
オザキクリニック理事長・羽村院 院長 小﨑 有恒

オザキクリニック理事長兼、羽村院院長。1998年にオザキクリニックを開院。平成13年、当時まだ希少だった『フォトフェイシャル』を東京23区外で初めて羽村院に導入。さらに、『サーマクール』に代表される「切らない美容医療」をいち早く取り入れるなど、女性の深いニーズをつかみ、先を見据えた取り組みで美容医療界を率先。また内科・皮膚科医院であった経験をいかし、外見だけでなく体の内面にも働きかける独自の手法で、レーザー治療からホームケアまで多彩な治療を実践しています。

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