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凸凹ニキビ跡を撃退!サブシジョンの効果やダウンタイムは?

更新日
2023.10.06
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

凸凹ニキビ跡を撃退!サブシジョンの効果やダウンタイムは?

できてしまうとなかなかセルフケアが難しい、凸凹したクレータータイプのニキビ跡。メイクで隠すにも技術が必要なため、できるなら根本治療したいものです。

ニキビ跡の治療にはダーマペンなどの針治療やフラクセルなどのレーザー治療がありますが、実はニキビ跡ができた原因によって、適応する治療は異なります。中でも深さのある凸凹したニキビ跡には、「サブシジョン」という治療が効果的な場合が。

この記事では、数あるニキビ跡治療の中でも、「サブシジョン」にスポットを当ててご紹介。サブシジョンの施術概要や効果、他のニキビ跡治療との違いについて説明しています。治療方法をやクリニック選びを失敗しないためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。

Contentsコンテンツ

凸凹ニキビ跡やクレーターに効果的?サブシジョンとは

凸凹ニキビ跡やクレーターに効果的?サブシジョンとは

サブシジョンとは、ローリングタイプと呼ばれる凸凹したニキビ跡やクレーター治療のために開発された医療用の針治療のこと。ニキビ跡の効果的な治療として、世界中で20年以上にわたりおこなわれています。

ニキビの炎症が続くと、皮膚の下の組織が固くなってしまう「線維化」という現象が起きます。この線維化が部分的に強く起きると、皮膚の奥深くで真皮と筋膜が癒着。皮膚が引っ張られ、凹凸やクレーターができてしまうのです。

サブシジョンは、皮膚の下にあるニキビ跡で固くなってしまった組織(真皮と筋膜が癒着して、皮膚を引き下げている部分)を剥離して肌改善をおこないます。

実際の治療では、まず治療部位に局所麻酔を実施。麻酔が効いてきたのを確認後、医療用の針で真皮と筋膜が癒着している部位に針を通して切ります。クレーターの陥没した部分を上に持ち上げることで、凹みが改善していく仕組みです。

適応があり、希望される場合は、凹んだ皮膚を持ち上げたり、再癒着を防いだりする効果のあるヒアルロン酸注入もおこないます。

サブシジョンの詳細を見る

サブションが適応されるニキビ跡

サブションが適応されるニキビ跡

・クレーターや凹みのあるニキビ跡
・幅が4~5ミリ以上の皿状に凹んだ、「ローリングタイプ」といわれるニキビ跡
・水疱瘡の跡のような円形や楕円形で、へりがはっきりとしており、垂直に凹んだ「ボックスタイプ」といわれる深いニキビ跡

サブシジョンの施術概要

時間:30分~1時間
ダウンタイム:腫れ(むくみ)は3日~1週間程度、軽度の内出血があらわれる場合があります。 ※当院では鋭針ではなく、カニューレと呼ばれる先の細い針を主に使用します。そのため、内出血のリスクがおさえられます。
シャワー・洗髪:当日から可能
入浴:翌日から可能
激しい運動・飲酒:翌日から可能

サブシジョンは、他のニキビ跡治療とどう違う?

サブシジョンは、ダーマペンやフラクセルなどの他のニキビ跡治療と大きく異なります。ここからは他の治療との違いや、組み合わせるとどんな相乗効果があるのかご説明いたします。

ダーマペンとは?

ダーマペンとは?
ダーマペンは、16本の極細針がついたカートリッジを用いる治療のこと。針を肌に対し垂直に出し入れし、毎秒1920個の小さな穴をつくります。

その穴を再生する過程でコラーゲン生成が促進され、人間が本来持っている自然治癒能力が高まることで、肌が新しく生まれ変われるよう促す仕組みです。

クレーターの強いニキビ跡には、ダーマペン+PRPのヴァンパイアフェイシャルがおすすめ。ダーマペンの深さも、クレーターの深さに合わせて設定します。

ほかにも範囲の広い浅いニキビ跡や、皮脂分泌の改善、シミ、色素沈着や開き毛穴の治療にも用いられる治療です。

フラクセルとは?

フラクセルとは?
フラクセルは「肌再生レーザー」ともいわれ、肌表面を傷つけることなく真皮層まで作用するレーザー。クレーター状のニキビ跡のような深部までダメージを受けた肌にも効果を発揮する美肌治療です。

3種類の照射方法をコントロールすることで、ニキビ跡はもちろん毛穴の開きやハリ不足など、さまざまな肌トラブルをトータルで治療できます。

肌へ水平にアプローチできるサブシジョンと相性が良い併用治療は?

肌へ水平にアプローチできるサブシジョンと相性が良い併用治療は?
サブシジョンは特殊な針を使用し、肌に対して水平に皮膚の線維化部分を破壊。レーザーやダーマペンでは届かない深い層や引きつれに対し、アプローチが可能です。一方、ダーマペンは針を、フラクセルはレーザーを、肌に対して垂直に当てることで肌の再生を促します。

おすすめは、サブシジョンで線維化組織を水平に切った後、肌トラブルに合わせてダーマペンやフラクセルなどを照射すること。皮膚を下に引っ張っている組織を切らないと、いくら上から他の針やレーザーを当てても、下から引っ張られてしまい効果が薄いためです。

サブシジョン⇒フラクセルといった順番で施術をおこない、「まず引きつれを取ってから肌再生をさせる」という順番での治療が最もニキビ跡の改善に効きます。

効果的な治療を見つけて、ニキビ跡を撃退しよう

効果的な治療を見つけて、ニキビ跡を撃退しよう

ニキビ跡にはさまざまな種類のものがありますが、深く範囲の広いニキビ跡のへこみには、サブシジョンが効果的である場合が多いです。当院では担当医が丁寧に肌を診察し、サブシジョンの治療が適応かどうか診断いたします。

自己診断は難しい場合が多いと思います。もしニキビ跡が気になられたら、まずはぜひ無料カウンセリング、診察へお越しください。

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この記事を監修した医師

朽木 律子

医療法人社団有恒会
オザキクリニック目黒祐天寺院 院長 朽木 律子

オザキクリニック目黒祐天寺院院長。皮膚科医として、長年の実績と経験を培ってきました。的確なカウンセリングを心がけ、注入系治療の技術力を磨き、一人ひとりの個性に適したデリケートな治療を実践しています。シワやたるみなどの肌トラブルをはじめコンプレックスなどの繊細な悩みを、確かな技術と提案力で解消し、新たな魅力を引き出します。

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