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目の下の脱脂(クマ取り)は危険?失明・凹み・再発のリスクと失敗を防ぐ専門医の対策を解説
- 更新日
- 2026.07.11
- 監修医師
- 医療法人社団有恒会 オザキクリニック新宿院 院長 外薗 優

目の下のふくらみやクマを解消する治療として人気の目の下の脱脂(経結膜脱脂)。
しかし、ネットで検索すると「失明」「凹む」「再発」といった怖いワードが並び、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、オザキクリニックLUXE新宿院の院長・外薗優先生と広報の対談形式で、目の下の脱脂にまつわるリスクの真相と、当院が行っている安全性を高めるためのアプローチについて詳しく解説します。
Contentsコンテンツ
オザキクリニック 広報-
オザキクリニックLUXE新宿の外薗 優(ほかぞの ゆう)院長にお話をうかがいたいと思います!よろしくお願いいたします。
さっそくですが、最近「クマ取り」を検討されているお客さまから、ネットの検索結果を見て「脱脂って失明とか凹むリスクがあるって本当ですか?」と聞かれることが増えているんです。

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
そうですね、SNSやネットの普及で、失敗やリスクに関する情報だけが先行してしまって恐怖心を持っている方が多い印象です。
結論から言うと、解剖学を熟知した医師が正しくアプローチすれば安全な手術なのですが、なぜそういう怖いうわさが出てしまうのか、原因を一つひとつ紐解いていきましょう。
1. 目の下のクマ=すべて「脱脂」で解決するわけではない?
オザキクリニック 広報-
まず根本的なところなのですが、「クマが気になる=全員とりあえず目の下の膨らんだ脂肪を取れば綺麗になる」と思っている方がとても多い気がします。

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
それが実は1番多い誤解なんです。目の下のクマと言っても、原因は大きく分けると3つに分類されます。
そして、「脱脂」が明確に効果を発揮するのは、1つ目の「ボリューム(ふくらみ)タイプ」だけなんですよ。
<【解説】クマの3大タイプと適応>

-
- 【脱脂の適応】
① ボリューム(ふくらみ)タイプ
眼窩脂肪(がんかしぼう)が前方に飛び出している、または皮膚のたるみによる影(いわゆる黒クマ)。
②くぼみタイプ
目の下のボリュームがそもそも不足しており、骨格的に影になってしまっているケース。
③ 色(青・茶)タイプ
皮膚が薄くて血行が透けて見える(青クマ)や、色素沈着(茶クマ)が原因のケース。
- 【脱脂の適応】

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
もし、ふくらんでいない「くぼみタイプ」の人に脱脂をしてしまうと、ただでさえ足りないボリュームがさらに減って、別のクマや影が余計に目立ってしまいます。
ですから、全員が脱脂をすればいいわけではなく、個々の状態に合わせた脂肪注入やヒアルロン酸、デバイス治療などの別のアプローチが必要になります。
オザキクリニック 広報-
なるほど!だからこそ、事前の正確な医師の診察(見極め)が極めて重要になるんですね。
2. 目の下のふくらみ・クマができる原因
オザキクリニック 広報-
そもそも、なぜ目の下がポコッとふくらんできてしまうのでしょうか?

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
1番の原因はやはり「加齢」と「重力」です。私たちの眼球の周りには、クッションの役割を果たしている「眼窩脂肪(がんかしぼう)」があります。この脂肪は目の上と目の下で奥でつながっている構造をしています。
年齢とともに眼球を支える組織が緩むと、眼球が重力でズルズルと下に下がってきます。すると、上まぶたの脂肪は奥へ押し込まれて減ってしまい(くぼみ目の原因)、逆に押し出された下の脂肪が前方にプクッと膨らんで出てきてしまうんです。これに日常的な眼圧(目の圧力)が加わることも関係しています。
3. ネットで噂される「3大リスク」の真相
オザキクリニック広報-
では、ネット上で話題になっている失明・凹み・再発について、詳しく教えてください。本当に起こるリスクなのでしょうか?

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
正直にお答えしますね。頻度としては非常にレアですが、医学的なリスクとしては存在します。それぞれのメカニズムを解説しましょう。
リスク①:失明(球後出血)

- これは手術中の「出血」が原因です。専門用語で「球後出血(きゅうごしゅっけつ)」と言いますが、脂肪を切り取った際に血管の処理(止血)が不十分だと、目の奥側でだらだらと出血が続いてしまいます。
目の奥の閉ざされた空間に血腫(血の塊)が溜まると圧力が上がり、視神経の血流をブロック(阻害)してしまうことで、最悪の場合、視力障害や失明に至ることがあります。兆候があれば、すぐに血腫を除去する緊急処置が必要です。
リスク②:目の下の凹み・上まぶたの窪み

- 「脱脂をしたら目が窪んで老けて見えた」という失敗は、「脂肪の取りすぎ」が原因です。一部の商業的な背景として、「あまり変化がなかった」というクレームを恐れるあまり、がっつりとオーバーに脂肪を取りすぎてしまうドクターが少なからずいます。
また先ほど言ったように、上と下の脂肪はつながっているので、下を取りすぎると連動して上まぶたまで凹んでしまうリスクもあります。
リスク③:数年後の「再発」

- 脂肪を一度取っても、残っている奥の脂肪が年月を経てまた前方に押し出されてくることはあり得ます。ただ、これが本当に脂肪の再発なのか、それとも純粋に年齢による「皮膚のたるみ」が新たに加わったことで再発したように見えているのかは、個別の見極めが必要です。
4. 失敗とリスクを防ぐ!当院(専門医)の2つの再発・合併症防止策
オザキクリニック 広報-
そんな怖いリスクを聞くと怯えてしまいますが、オザキクリニックではこれらを防ぐためにどんな予防策を取っているのですか?

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
当院では、単に「脂肪を引き抜いて、焼き切って終わり」という簡易的な手術は行っていません。大きな合併症を防ぎ、後戻りを防ぐために独自の2つの処置を標準で行っています。
対策①:徹底した止血と「手前への固定」で失明リスクを回避

- 脂肪を引っ張り出して単に焼き切ると、切り取った断面(断端)が目の奥にヒュンと引っ込んでしまい、そこでだらだら出血したときに止血が困難になります。
そのため私は、しっかり止血を施した上で、切り取った脂肪の断面を「手前側(骨の縁)に糸で固定」する処置を行っています。
万が一、術後に出血が起きたとしても、血液が目の奥(視神経側)ではなく手前に逃げてくれるため、最悪の事態(失明リスク)を未然に防ぐことができます。
表面的な内出血や腫れとしては出ますが、目の機能へのリスクを最小限に抑えられます。
対策②:「眼窩隔膜リペア」による再発・後戻り防止

- 脂肪の周りには「眼窩隔膜(がんかかくまく)」という膜があります。一般的な脱脂はこの膜を破って脂肪を取るだけですが、私は少し前方のスペースを丁寧に剥離し、脂肪処理の後に、この「緩んだ膜をピシャッと張った状態で骨の縁にしっかりと固定(リペア)」します。
イメージとしては、くしゃくしゃになったテーブルクロスをピンと張り直すような作業です。これにより、膜が強固な「ブロック塀」の役割を果たしてくれるようになり、将来的に脂肪がまた前に押してくる(再発する)のを強力にブロックします。
5. ダウンタイムと施術選びのバランス
オザキクリニック 広報-
他院さんでは「10分〜15分でサクッと終わる!」「ダウンタイムがほぼない!」と手軽さを前面に出しているところもありますよね。

オザキクリニック 新宿院 院長 外薗 優-
確かに、眼窩隔膜をいじらずに脂肪を引き抜いて切るだけの方が手術は圧倒的に早いですし、直後の腫れも少なく見えます。しかし、それでは失明リスクの低減も再発の予防もできません。
当院の手術は、組織を丁寧に処理する分、他院に比べてダウンタイム(内出血や腫れ)が数日ほどプラスになる可能性があります。
ただ、「数日間のダウンタイムと引き換えに、将来の重篤な合併症を防ぎ、再発しない安全なゴールを手に入れる」という設計に、大きなメリットと価値があると信じて治療を行っています。
オザキクリニック 広報-
安全に美しくなるための計算されたトータルプランなんですね。外薗院長、ありがとうございました!目の下のクマやふくらみにお悩みの方は、まずは些細なことでもお気軽にカウンセリングへお越しくださいね。
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