自覚しにくいワキガ。自分は大丈夫?と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では自分でできるワキガ5つのチェック方法や、ワキガの治療法についてもご紹介します。
自覚がないことが多いワキガ
- ワキガの問題点は、悪臭を発することはもちろんですが、「自覚しにくい」ということも大きいでしょう。ワキガを気にして相談に来られるのは、意外にも軽度~中度の方が多く、重度なのに自覚がない方が多くいます。
その理由は、人間の嗅覚が順応しやすいことにあります。どんなに不快なニオイであっても、また逆に良い香りであっても、常にかいでいると嗅覚が順応し、そのニオイを感じなくなってしまうのです。
このため、ワキガかどうかを自分の嗅覚で判断するのは困難です。ただ、ワキガ体質かどうかは、遺伝や症状によりある程度判断できます。
「もしかしたら自分はワキガ?」ワキガのチェック方法はあるの?
私たち日本人は、世界の中でもニオイに対して敏感とされています。また現代では、美容的観点から体臭に気を使う方がたいへん多いです。そのため、「もしかしたら自分はワキガなのではないか」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
しかしワキガは自覚症状がないことが多く、自分で判断することはなかなか難しい疾患です。 そこで、ここでは自分でできるワキガの5つのチェック方法を紹介します。
「もしかしたら」と思っている方も、そうでない方も、一度確認してみましょう。
ワキガは女性に多い!?
- ワキガのニオイの主な原因となるのは、ワキの下の汗腺「アポクリン汗腺」です。このアポクリン汗腺が多い「ワキガ体質」の割合は、欧米では70~100%を占めるのに対し、日本では10%程度にとどまります。ワキガの悩みは、ワキガ体質が少数派の日本ならではと言えます。
また日本では、ワキガで治療を受けている方の70%が女性というデータがあります。しかし、ワキガ体質の割合においては、実は男女差はありません。なのに、なぜここまで大きな差が現れるのでしょうか。
原因としては、女性ならではの体質や食生活のほか、女性の方がニオイに敏感で美容に関心が高いからではと考えられます。男性がニオイに無頓着でワキガを放置しがちなのに対し、女性はきちんと治療を受けてワキガを解決しようとする傾向があります。
ワキガで悩んでいる人は「アポクリン腺」の量が多い?
- ワキガとは、独特な強いにおいを放つ体質や症状のことを指し、腋臭症(えきしゅうしょう)とも呼ばれています。 人の身体には、「アポクリン腺」と「エクリン腺」と呼ばれる2種類の汗腺が存在します。
ワキガの要因は、2つのうち「アポクリン腺」から分泌された汗と言われています。
「アポクリン腺」は、脂質や糖質、アンモニアや鉄分などにおいの原因物質を多く含み、乳白色で粘り気があるのが特徴です。
身体の中でも耳の中、ワキの下、陰部などに多く存在します。汗自体はほとんどにおいはしませんが、細菌によって汗に含まれる物質が分解されることで強烈なにおいを発生させます。ワキガでお悩みの方は、この「アポクリン腺」の量が多く、汗腺自体が大きい傾向にあります。
自分でできる5つのワキガチェック。いくつ該当するか確認してみましょう
両親のどちらかがワキガである
- ワキガは遺伝する疾患なので、両親がワキガの場合は高い確率で発症します。
どちらかがワキガの場合50%以上、両親ともにワキガの場合は80%以上の確率で発症すると言われています。
まとめ
当院では、症状やライフスタイルに合わせた無理のない治療法をご提案しています。
ワキガの治療法は、お客様の症状や体質に合わせて適切な治療を行うことが大切です。
また同時に専門医に相談し、最適な治療を行うことをおすすめいたします。診察のみのご来院も受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。