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幹細胞を培養する?脂肪豊胸の種類とメリットデメリット解説!

更新日
2023.12.30
監修医師
医療法人社団有恒会 オザキクリニック理事長・羽村院 院長 小﨑 有恒

幹細胞を培養する?脂肪豊胸の種類とメリットデメリット解説!

バッグを入れたくない、ナチュラルな形と触り心地に仕上げたいという要望を叶える「脂肪豊胸」。近年はさまざまな手法が生み出され、体質や理想のバスト、悩みに合わせた施術の選択が可能になっています。

当院でも脂肪豊胸の術式を複数ご用意。お客様の希望に合わせたメニューの提案を行っております。

今回はスタンダードな脂肪豊胸術と、当院で人気の 「ピュアグラフト豊胸」「脂肪幹細胞培養豊胸」 について、それぞれのメリットデメリットや向いている体型、施術の特徴などについてお伝えしていきます。

Contentsコンテンツ

脂肪豊胸とは?

脂肪豊胸とは?

脂肪豊胸とは、二の腕や太ももなどの脂肪が気になる部位から脂肪を採取し、バストに注入する施術のこと。太ももなどのシェイプアップとバストアップが同時に叶う施術として、豊胸の中でも人気の高い施術です。自分自身の脂肪細胞を注入するため、豊胸バッグなどの異物を挿入することに抵抗のある方にも、高い需要があります。

デメリットとしては、採取した脂肪には麻酔液や水分、血液などの不純物が含まれています。それらの不純物をしっかり取り除かない状態で注入してしまうと、しこり・石灰化のリスクが高くなります。

また、生着率も低く、注入した脂肪細胞の20%程度に留まるという説も。その分脂肪を多く採取しなくてはならないため、バストを大幅にボリュームアップしたい方や、痩せ型で採取できる脂肪が少ない方には不向きな施術です。

脂肪豊胸のデメリットとして、「しこり・石灰化のリスク」「低い生着率」「痩せ型には不向き」といったデメリットがありますが、近年このデメリットを克服した様々な脂肪豊胸の術式が生まれました。以下の記事でご紹介いたします。

脂肪豊胸には大きく分けて2つ種類がある

脂肪豊胸には大きく分けて2つ種類がある

脂肪豊胸には大きく分けて「幹細胞を培養する」「幹細胞を培養しない」2種類のタイプがあります。培養するというのは、増やしてから注入するという意味合いになります。脂肪豊胸に使用する幹細胞は、脂肪由来幹細胞といって豊胸や乳房再建などの医療や美容医療分野で活用されています。

幹細胞を胸に注入すると、主に4つの働きをしてくれます。1つ目は、「脂肪になる」という働きです。脂肪由来幹細胞がバストに注入されると、脂肪細胞に変化します。2つ目は、「血管になる」という働きです。脂肪由来幹細胞がバストに注入されると、血管に変化して、脂肪細胞へ栄養と酸素を送ることができます。そのため、脂肪細胞の生着率を飛躍的にアップできます。3つ目は、「命令する」という働きです。幹細胞は体内で、血管や脂肪細胞を作るように周辺組織へ命令を出します。4つ目は、「待機する」という働きです。幹細胞は体内でそのまま待機することも可能です。周辺の細胞が死活した場合は、待機していた幹細胞が脂肪細胞や血管に変化することも出来るので、長期的な効果をもたらします。

当院では、幹細胞を培養しない(増やさない)脂肪豊胸なら「ピュアグラフト豊胸」、幹細胞を培養する(増やす)脂肪豊胸であれば「脂肪幹細胞培養豊胸」をおすすめしています。

幹細胞を培養しない脂肪豊胸なら「ピュアグラフト豊胸」

幹細胞を入れない脂肪豊胸なら「ピュアグラフト豊胸」

脂肪豊胸は、いかに脂肪細胞から不純物を取り除くかが、デメリットを克服する大切なポイントです。そこで当院がおすすめしている施術のひとつが、「ピュアグラフト豊胸」と呼ばれる豊胸術。

特殊な技術を用いて、採取した脂肪細胞の不純物を安全に除去してから、バストに注入します。脂肪豊胸で一番心配される「しこり・石灰化」のリスクが低く、なおかつ生着率の高い豊胸術です。

不純物を除去する方法としては、遠心分離機を使ったコンデンスリッチ法が一般的ですが、圧力によって脂肪細胞にダメージを与えてしまうリスクがありました。また除去に時間がかかるため、時間が経つごとに起こる劣化も懸念されていました。

ピュアグラフト豊胸では、採取した脂肪を特殊な2枚のフィルターに通します。遠心分離機を使わずに不純物を取り除くため、脂肪細胞に与えるダメージは最小限。また、遠心分離機よりも短時間で“ピュア”な脂肪細胞を抽出できることも、メリットのひとつです。

ピュアグラフト豊胸は脂肪細胞に与えるダメージが限りなく少ないので、ダメージの少ないピュアな脂肪を抽出することが可能。そのため生着率は50~60%程度と高く、効果も長く持続します。

幹細胞を培養する脂肪豊胸なら「脂肪幹細胞培養豊胸」

幹細胞を培養する脂肪豊胸なら「脂肪幹細胞培養豊胸」

脂肪幹細胞培養豊胸とは、自分の脂肪から幹細胞を採取し専門施設にて培養させ、バストに脂肪とともに注入する豊胸術。自身の細胞を最大限利用することで、機能の落ちた組織や器官を修復する「再生医療」を用いたバストアップの手法です。

脂肪注入の際に自身の幹細胞を培養させたものを混ぜることで、幹細胞が本来持つ機能である「新しい脂肪」と「新しい血管」をつくり出す働きを増進。脂肪が吸収されにくい環境をつくり出し、その生着率は70~80%にのぼります。

脂肪に含まれる幹細胞が増えることで、しこりのリスクも大幅に軽減。また、幹細胞を培養させてから注入をおこなうため、採取する脂肪は通常よりも少量で済みます。そのため、痩せ型の方でもバストのボリュームアップが可能です。

ピュアグラフト豊胸も幹細胞が死活することが少なく、ピュアな脂肪を注入しますが、この施術は幹細胞を培養し増やしてから注入するため、より生着率や安全性が向上します。

一点デメリットがあるとすれば、脂肪を採取後6週間の培養期間が発生すること。細胞の採取と注入は別日に実施するため、「今すぐにバストアップしたい!」という方には不向きかもしれません。

3種類の脂肪豊胸の違いとそれぞれの特徴を比較

安全性

安全性
一般的な脂肪豊胸:しこりや石灰化のリスクあり
ピュアグラフト豊胸:しこりや石灰化のリスクは低い
脂肪幹細胞培養豊胸:しこりや石灰化のリスクは限りなく低い

生着率

生着率
一般的な脂肪豊胸:注入した脂肪細胞の約20%程度
ピュアグラフト豊胸:注入した脂肪細胞の約50~60%程度
脂肪幹細胞培養豊胸:注入した脂肪細胞の約70~80%程度

施術回数

施術回数
一般的な脂肪豊胸:1回
ピュアグラフト豊胸:1回
脂肪幹細胞培養豊胸:2回(細胞の採取と注入は別日に実施)

自分に合った脂肪豊胸で、理想のバストを手に入れよう

自分に合った脂肪豊胸で、理想のバストを手に入れよう

脂肪豊胸はさまざまな種類があり、施術によってその安全性や効果の持続性、向いている体型は異なります。

当院では丁寧なカウンセリングを通して、お客様の希望や状態を考慮しながら、最適なメニューを提案します。バストに関する悩みがあれば、まずは一度無料カウンセリングにお越しください。理想のバストを目指して、一緒にがんばりましょう!

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この記事を監修した医師

小﨑 有恒

医療法人社団有恒会
オザキクリニック理事長・羽村院 院長 小﨑 有恒

オザキクリニック理事長兼、羽村院院長。1998年にオザキクリニックを開院。平成13年、当時まだ希少だった『フォトフェイシャル』を東京23区外で初めて羽村院に導入。さらに、『サーマクール』に代表される「切らない美容医療」をいち早く取り入れるなど、女性の深いニーズをつかみ、先を見据えた取り組みで美容医療界を率先。また内科・皮膚科医院であった経験をいかし、外見だけでなく体の内面にも働きかける独自の手法で、レーザー治療からホームケアまで多彩な治療を実践しています。

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