医療法人社団有恒会 オザキクリニック OZAKI CLINIC
Q&A
お客様からいただくご質問やお悩みについて、オザキクリニックのドクターがお答えいたします。
お悩み婦人科形成
施術名インティマレーザー(尿漏れ・膣縮小・黒ずみ)
性感染症の治療歴があっても、現在活動性がなければ施術可能です。
HSV再発の既往が年3回以上ある方は照射刺激で誘発される可能性があるため、かかりつけの婦人科に事前にご相談ください。
藤﨑 医師
レーザー照射による膣壁コラーゲン再構築は、骨盤底筋トレーニングを並行すると、膣圧と尿道支持力がさらに向上し、軽度〜中等度の腹圧性尿失禁への改善率が高まります。
レーザー単独群と比べ、併用群で尿漏れスコアが追加20〜25%改善したデータも報告されています。
はい。閉経後はエストロゲン低下により粘膜が菲薄化し乾燥・痒み・性交痛が起こり得ますが、インティマレーザーは熱刺激で血流とコラーゲン産生を増加させ、上皮の厚みとグリコーゲン量を改善します。
臨床データでは、3回照射後に乾燥度スコアが平均50%以上減少し、pHも酸性側へ正常化した報告が多数。ホルモン補充療法との併用で効果が相乗し、また乳がんなどでホルモン補充療法が使えない女性の維持治療としても選択肢になっています。
特別な検査は必要ありません。
ただし、おりものの色、においがいつもと違うときや出血があるときは事前に婦人科を受診すること、また頻度は婦人科の医師と相談のうえでご判断いただきたいですが、1~2年に1回程度は婦人科検診を受けていただいたりと、インティマレーザーの施術だけではなく婦人科施術全般では上記の2つを皆様にお願いしています。
はい。熱作用によりターンオーバーを促進し、古い角質とともにメラニンを排出しやすくします。
3~5回の照射で色調が明るくなり、肌質の滑らかさも向上します。ただし色素沈着の原因が摩擦やホルモンバランスの場合は改善に時間がかかることもあり、摩擦軽減やスキンケアとの併用が推奨されます。
インティマレーザーは膣粘膜のコラーゲンを増生させる治療であり、子宮や卵巣などの内臓機能には直接影響を与えません。
施術後に妊娠・出産しても問題ないとされています。妊娠中は安全性データが十分でないため施術は避け、授乳終了後のタイミングが推奨されます。
エルビウムヤグレーザーは水分に強く吸収され、熱拡散が少ないため粘膜を過度に損傷せず、安全性が高いとされています。
副作用としては、一時的な腫れ・赤み・分泌物増加・軽いかゆみや熱感がありますが、数日以内に消失します。大変まれに膣内感染が起こる場合があるため、施術前後の清潔保持が重要です。妊娠中・授乳中、膣内に強い炎症や感染症がある場合は施術ができません。
インティマレーザーは非切開・非ホルモン治療であるため、切開手術(膣縮小術)のような入院・縫合が不要で、ホルモン補充療法のような全身への副作用もありません。
ヒアルロン酸注入などの膣形成は即効性がありますが、形態改善が主体です。一方、インティマレーザーは膣粘膜の質改善と自力のコラーゲン生成を促すため、自然な形でのタイトニングと質感の改善が得られます。また軽度尿失禁にも効果が期待でき、機能改善を目指せる点が特徴です。
1回目施術後2〜4週間で改善を実感される方が多いですが、照射によるむくみの影響もあると考えています。
コラーゲンの新生は時間をかけて進むため、3回コース終了後に効果が最大化されると考えられます。長期の持続には複数回施術が推奨されます。
照射中は軽い温かさやチリチリ感を感じる程度で、痛みはほとんどありません。
外陰部照射ではやや熱感やヒリつきを感じる方もいますが、数時間〜翌日には落ち着きます。施術直後は軽い腫れや赤み、膣内からの透明〜薄い褐色の分泌物が1〜3日程度みられることがありますが、日常生活には支障ありません。性交は2〜3日後から再開できます。強い痛みや出血はまれですが、万一続く場合は早めに医師へ相談してください。投薬ではないため全身への副作用がない点も安心材料です。