ワキガといった「脇汗」や「脇の臭い」のお悩みは、治すことができる症状です。症状に合った正しい治療法を知ることで、コンプレックスをいち早く解消することができます。

「ワキガ」と「多汗症」2つの症状

脇の汗や臭いで悩まれている方の多くは、次の2つの症状に分かれます。2つの症状は原因が大きく異なり、そのため治療法も異なります。
悩んでいるのが「臭い」なのか、大量の「汗」なのか、自身の症状をチェックして治療法を確認しましょう。

ワキガ

独特の強い「臭い」を放つ体質や症状を指します。
汗を分泌する汗腺には、アポクリン汗腺とエクリン汗腺の2種類があり、ワキガの原因となるのは主にアポクリン汗腺です。
アポクリン腺から分泌される汗は、脂質や糖質、アンモニアなど臭いの原因物質を多く含むのが特徴です。汗自体はほとんど臭いませんが、皮膚表面に存在する細菌によって汗に含まれる物質が分解されると、強烈な臭いを発生させます。ワキガでお悩みの方は、このアポクリン腺の量が多く、汗腺自体が大きい傾向にあります。

ワキガの原因

ワキガの治療法

ワキガの治療には、臭いの原因となるアポクリン腺を取り除く『ワキガ剪除法(せんじょほう)』をおすすめしています。
臭いの根源を取り除くので、治療効果は抜群です。しかも1回の手術でアポクリン汗腺の80%は除去するので、臭いはほとんどなくなり、再発することもほぼありません。

多汗症

体温調節がいらない時期でも大量の「汗」をかく症状のことで、ワキガと違い、エクリン汗腺が原因です。
人間が出す汗のほとんどはエクリン腺から分泌されており、ほとんどが水分と塩分で構成されています。無色で臭いや粘り気はありません。エクリン腺は、体温調整や皮膚の乾燥を防ぐ役割を担っていますが、緊張などの精神的なストレスや、ホルモンバランスの崩れなど生活習慣の影響によって分泌が活発になることで、汗を大量にかくようになります。

多汗症の原因

多汗症の治療法

シャツの汗ジミの原因にもなる多汗症には、「ボトックス」注射がおすすめです。
注射だけという手軽な施術で、発汗を抑制して、脇汗や臭いを解消します。数十分ほどで終わる治療ですが、持続性は約半年と効果が高く、忙しい方や初めての方でも安心して受けられます。

症状に迷ったら「ワキガチェック」

ワキガと多汗症は合併していることが多いため、自身がどちらのタイプか迷うことがあります。まずは臭いが気になるのか、汗の量が多いのかなど、セルフチェックしてみましょう。
ひとつでも該当するものがある方はワキガの可能性があるので、医師に相談してみてください。

両親のどちらかがワキガである

ワキガは遺伝する病気(優性遺伝)のため、両親がワキガの場合は高い確率で発症します。どちらかがワキガの場合50%以上、両親ともにワキガの場合は80%以上の確率で遺伝すると言われています。

両親のどちらかがワキガである

耳垢がべたべたと湿っている

ワキガの原因となるアポクリン汗腺は耳の中にも存在してます。べたべたと湿った耳垢をしていたり、耳の後ろの臭いが強い方はワキガの可能性があります。

耳垢がべたべたと湿っている

脇毛の量が多い、もしくは濃い

ワキガは、アポクリン汗腺の量が多いことも要因となります。アポクリン汗腺は毛根の根元に存在しているので、脇毛の多い方はワキガになりやすいです。

脇毛の量が多い、もしくは濃い

衣類の脇部分に黄色い汗じみができる

衣類の黄ばみの原因は、ワキガの原因であるアポクリン汗腺がだす汗に含まれる脂肪やタンパク質です。黄色い汗じみができる方は、アポクリン汗腺の発汗量が多いと考えられます。ワキガの程度によって汗ジミの色が異なるので、次の図を参照にチェックしてみてください。

衣類の脇部分に黄色い汗じみができる