
1点止めであれば数日で軽快します。2点止めなら1週間程度とお考え下さい。ただし、いずれにせよ内出血があればそれだけダウンタイムが必要になります。
局所麻酔の際、チクッとする痛みはありますが、あとはまぶたを触られたり、軽く押さえられたりする感覚はありますが、痛みはありません。
手術が終わって数時間で麻酔が覚めますが、軽い違和感がある程度です。● シャワーは当日から構いませんが、当日だけはまぶたを濡らさないよう気をつけて下さい。
翌日から入浴や洗顔に制限はありません。
● アイメイク以外のメイクは当日から、アイメイクは7日目からです。
● コンタクトレンズのご使用は3日後からです。
● アルコールは2日間控えて下さい。
● タバコは制限ありません。
*注意点について、当日注意書きとしてお渡ししてご説明します。

(図4)で埋没法を行なったときに、開眼により二重になる様子と埋没法を行なったのに戻ってしまった(!)状態を比較しています。
二重になるときは糸により瞼板とその前の皮膚が一体化されています。糸により「二重のまぶた」を作り出しているのです。一方、戻ってしまったときというのは、糸があるにもかかわらず糸と皮膚との連結がとれてしまったために、瞼板とその前の皮膚が一体化しなくなってしまっています。よく皆さんから、「戻るというのは糸がほどけるのか?」という質問を受けます。埋没法をしたのに二重が戻ってしまった患者様に切開法の手術を数多く行ってきましたが、糸がほどけているのを見たことはありません。糸が出てくるという合併症もあるので、ほどけることもあるのでしょうが、それは非常にまれなことです。
埋没法は手軽に受けられる反面、戻ることもあります。ただ戻るということは、気に入らなければ戻せるというメリットもあるということです。元に戻す場合は、ほんのわずか針穴程度ですが皮膚を切開し、埋め込まれた糸を除去する必要があります。ただし、埋没法をしてから半年、1年も経つと、糸を除去してもすでにくせがついていて元にもどりにくいこともあります。
眼瞼下垂のある方はその程度によっては埋没法では二重はできません。それは二重を形成するにはしっかりとした瞼板の挙上が不可欠だからです。眼瞼下垂があるとまぶたを開ける筋肉が弱いために額の筋肉がそれを補うようになります(眉毛を上げて目を開けるようになります)。
また、その方のまぶたの性状に合わない(その方にとって不自然な)二重はそれを作ろうとしても、結局はお望み通りの結果になりません。
糸の感染、糸の露出、糸による角膜刺激症状(目がゴロゴロする、充血するなど)は非常にまれではありますが、潜在的なリスクと言えます。さらにきわめてまれですが眼瞼下垂も報告されています。
![]() |
(写真1)奥二重 目尻側でだけ二重のラインが見える場合を、奥二重といいます。 |
![]() |
(写真2)末広型の二重 二重のラインが目頭側では蒙古襞に隠れ、目尻側にいくにつれ幅が少しずつ広がる場合を末広型の二重といいます。 |
![]() |
(写真3)平行型の二重 このように目頭側で二重のラインが眼の輪郭から離れている場合を平行型の二重といいます。 |
今、雑誌を見るとモデルの多くが、いわゆる平行型の二重になっています。それもあってか若い女性の間で平行型の二重を希望する方がたくさんいらっしゃいます。平行型は、目に丸味をつけることになり、それが可愛らしさ、優しさにつながるからでしょうか。日本人は若年層では、末広型の二重が多いため、平行型の二重はそれだけで目を印象的にすることができます。
しかし、平行型の二重を確実に作ることは簡単ではありません。蒙古襞(目頭の端をおおい隠す皮膚のヒダ)があるから平行型にならないという説明がされることもありますが、蒙古襞があってもきれいな平行型の二重の方もいらっしゃるので話は単純ではありません。結局目頭切開と切開法の重瞼術を組み合わせることが、最も確実に平行型の二重を作る方法です。埋没法だけで平行型の重瞼線が出来る人もいるので絶対に無理ではないですが、目頭切開に切開法の重瞼術を加えても100%平行型にはならないことを考えると、埋没法だけで平行型にするのは一般的には難しいことと言えます。
![]() |
![]() |
| (写真4|東洋人) | (写真5|西洋人) |

欧米人の目はどうしてあんなにパッチリして見えるのでしょう。雑誌のモデルの写真を見ながら、そう思ったことありませんか?大きな目、パチパチするまばたき・・・ まばたきの音が聞こえてきそうです。子供の頃皆さんのまわりに横に寝かすと目を閉じて、起こすと目が開くお人形さんがありませんでしたか?欧米人の目はあのお人形さんにそっくりです。欧米人は開眼(まぶたを上げる)すると上まぶたは骨の内側に入り込みます(写真5)。しかし東洋人ではそうはならず、開眼すると上まぶたは内側には入り込めないため外側でたるむ!のです(写真4)。そのため東洋人の目はまぶたが厚く見え、まばたきがパッチリとは見えないのです。
(図5)を見てください。
理由は眼球と骨の間の距離にあります。東洋人ではこの間が狭いために上まぶたの皮膚が中に入り込むことができません。それが東洋人特有の顔貌、つまり厚いまぶたにつながるのです。まぶたが厚く見えるのは脂肪のせいばかりではないのです。
![]() |
![]() |
「二重にすると目が大きくなる!」これは皆さんが誤解しやすい点のひとつです。ほんとうは正確に言うと、「二重にすると目が大きく見えるようになる人もいる!」です。そのような誤解が広まる責任は実はクリニックの側にもあります。私たちも含めて多くのクリニックで埋没法のモニター写真を見ると、埋没法の手術を受けて目が大きくなったように見えます。
でも、ほんとうはそのように見える患者様に手術の効果がわかりやすいためモニターをお願いしているのです。埋没法で目が大きく見えるようになる患者様というのは、目を開けたとき上まぶたがまつ毛の生え際を隠すようにおおいかぶさっている方です。上まぶたがかぶさることで本来の目より小さく見えているので、埋没法をして上まぶたがかぶさらなくなると(まつ毛の生え際が見えるようになると)元々の目の輪郭が見えて大きく見えるという訳です。埋没法で二重にしても、それで目がより大きく開くようになるのではありません。