切る幅は狭いけど遠くまで。
重いものの近くまで。
       
      私の行っているフェイスリフト「トリプルチークリフト」について説明します。
基本の考え方は「切る幅は狭いけど遠くまで。重いものの近くまで」です。
切開はコメカミ、耳の後ろには入りませんが、口元まで広くはがします。
耳の前から耳の穴の縁、耳たぶの前から後ろにかけて切開します。
皮下の浅い脂肪の層で広く、口元まで剥離します。
剥がした中で深い脂肪層と表在性筋膜に糸をかけて、たくし上げる術式です。
       
     

【プロフィール】
上 茂 Shigeru Kami
 Dr.上(かみ)は数々の美容クリニックに勤務し、それぞれの施術を全てマスターしたベテラン美容外科医。各美容外科の良い面だけを吸収しトリプルチークリフトを開発した。又顔のスペシャリストとして多数の症例を持ち、効果が高くダウンタイムの少ない手術を行っている。(オザキクリニック美容外科担当)

 
   
    トリプルチークリフト
   
 

【トリプルチークリフトの手術範囲】
赤い部分が手術範囲です。
グレー部分の頬骨の上までは、剥離しません。

    図の範囲が手術の範囲です。なぜこの範囲になったかというと、頬骨の上まで剥離すると、目の周りが腫れてしまうからです。そこには出血しやすい部位があり、顔を圧迫しながら帰って頂くことになるからです。その代わりに「トリプルチークリフトで」は、口元からほうれい線下三分の一ぐらいしか上がりません。主に口元を引き上げる手術となります。
 しかし、連続的に範囲を拡大できます。ただ、剥離が広がれば、より効果はありますが、広ければ腫れが強くなり、アオあざの危険が増します。仕事を持っていらっしゃる方には「トリプルチークリフト」と脂肪注入、糸による吊り上げ手術を組み合わせて行っています。

  「トリプルチークリフト」の長所は――
 @顔の中央の腫れが無いため、髪の毛を下ろせば腫れは目立ちません。あてガーゼも耳の範囲のみで、髪の毛で隠せます。
 A完全に目で見て確認し、止血できる範囲の手術のため、入院の必要がなく、帰宅時の圧迫も要りません。
 B顔面神経の走行を考慮した深さ、ポイントで表在性筋膜をたくし上げ、固定するため、顔面神経麻痺が生じません。
 C表在性筋膜をしっかり処理しているので、皮膚に強い緊張をかけません。よって、耳の変形・引きつれ・幅広い傷跡が生じません。耳の穴の縁、シワの中を切るため、傷跡が目立ちません。
 D縫い方でごまかし、切開が耳の後ろ、側頭部に入らないため、フェイスリフト手術で一番問題となる、耳の後ろの目立つ傷跡・側頭部のハゲが生じません。皮膚の壊死などの合併症がありません。
 E表在性筋膜を切らないため、5〜10年後には再手術が可能です。範囲を拡大して行うこともできます。
 F手術時間は2時間です。

 このように「トリプルチークリフト」は、30代から50代の、仕事の休みが取れない方で、主に口元のたるみが気になる方を対象にした手術です。

 鼻の横にあるバナナ、ナスビのような脂肪の塊を気にされている方は「トリプルチークリフト」の剥離範囲を拡大し、頬骨の上まで剥がしても良いのですが、この場合、目の周りが1週間ほど腫れてしまいます。そこで、仕事を持っていらっしゃる方は「トリプルチークリフト」と組み合わせて「脂肪注入」を行い、下がった脂肪の塊の周囲をぼかす、もしくは「糸による吊り上げ手術」を行っています。


   
    「しわ」と「たるみ」は違います。
   
      厚さ1mmほどの皮膚の下には細かい脂肪の層があり、その下には大きな粒の脂肪の層があります。その下に表在性筋膜があり、顔全体を覆っています。大きな脂肪の塊がある場所もあります。
 「しわ」は厚さ1mmほどの皮膚の中のことであり、「たるみ」は皮膚から皮下の脂肪層、表在性筋膜、さらに深いところを指します。また、脂肪の塊が下がることにより、たるんだ感じが目立ち、老けて見えます。

  フェイスリフト手術で引き上げるのは、表在性筋膜から上です。余った皮膚、皮下組織は切開部で切り取り、捨て去ることができます。逆に手術では「小じわ」「しわ」が無くなることはありません。皮膚表面をピーンと張らせてしまうと、傷跡が広がり、目立ち、耳たぶが伸びてしまいます。

 「しわ、肌のハリ」を改善する美容皮膚科的治療の対象と、「たるみ」を改善するフェイスリフト手術の対象は、まったく別の深さ、別の層です。
 サーマクールは「たるみ」にも効果がありますが、顔の形、頬骨の張り方、皮下脂肪の厚さ・重さにより、効果は違ってきます。「たるみ」をしっかりと改善するには手術が必要です。

 手術を行うと、「たるみ」が引きあがります。特に、手術後2〜3ヶ月間は、皮ふに微妙なむくみが残るため、肌にも張りがあり満足度はたいへん高いものになります。しかし、手術後3〜4ヶ月過ぎてくると、むくみが取れ、「たるみ」は上がっているのですが、肌の張りがなくなってきます。
 そこで、オザキクリニックでは、手術後のメンテナンスとして、サーマクールをお勧めしています。手術後2〜3ヶ月目にサーマクールを行うと、肌の張りも満足できる状態に保つことができます。


   
    トリプルチークリフトの切開範囲
   
       

   
    これまでの手術
   
    皮膚を切り取るだけの簡単な手術    皮膚を切り取るだけの簡単な手術は、手術時間が短く腫れません。しかし、薄い皮一枚で、遠くにある重いものを持ち上げることはできません。顔の表面だけが、不自然にピーンと張り、「たるみ」もすぐに戻ってしまいます。
 しかも、傷跡が引っ張られて広がってきます。耳たぶが引き伸ばされ、もみ上げが耳の近くに移動してしまいます。

    髪の毛の中を切る手術    髪の毛の中を切る手術で「口元」までを上げるには無理があります。引き上げる方向が違います。大きなハゲが出来て泣いている方も少なくありません。

    スマス法    表在性筋膜を切る方法です。しかし、表在性筋膜の下には、顔面神経があるため、ほとんどの先生は、耳から指3本程度の所までしか剥がされないようです。
 また、表在性筋膜を切りますと、腫れが強くなります。出血予防のため、顔を圧迫しながら帰るか、入院することになります。
 
お問い合わせ 雪が谷院 0120741901(ご予約専用)/03-6425-0073
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